お化粧 makeup 2005 2 8
ドルに関しては、二つ問題があると思います。
ひとつは、誰もが知っている「アメリカの財政赤字」です。
膨れ上がるイラク戦費は、アメリカ財政にとって、大きな負担です。
今のままでは、財布に穴が開いた状態です。
アメリカ財政という「財布」には、イラク戦費という穴が開いています。
次の問題は、需給の問題です。
ユーロが、第二の基軸通貨として、多くの国で使われるようになれば、
ドルに対する需要が減少します。
価格というものは、需給で左右されます。
需要が減少すれば、価格は低下します。
この場合は、ドルという価格です。
しかしながら、アメリカの大統領が、強いドルと主張するのですから、
今のところ、それでよいと思います。
女性が化粧するように、ドルだって、化粧していいはずです。
化粧で若く見える女性に対して、「実際の年齢は何歳ですか」と聞かないように、
ドルに対しても、財政赤字や需給の問題を指摘するのは、「遠慮」しましょう。
今のところ、アメリカ政府が、どう対応するか、見守る必要があると思います。
書評 book review 2004 9 12
書名 ドル暴落から、世界不況が始まる
著者 リチャード・ダンカン
出版社 日本経済新聞社
THE DOLLAR CRISIS by Richard Duncan
「帳尻が合わない」
そのとおり。
しかし、女性が、お化粧をするように、
経済も、お化粧する必要がある。
問題は、年を取ると、お化粧の乗りが悪くなることである。
その時、主役は、若い娘に代わる。
いつか世界経済も、そうなる時が来るでしょう。